トップページ | 2006年2月 »

2006.01.28

[霊能者] -後編- 

霊能者は声をかけるのをやめた
女は目を閉じたまま動こうとしない


・・・何か聞こえる・・・何だ?

 

見ると女の口だけは何やらモゴモゴ動いている
そしてなにやら呪文のような言葉を発しはじめた
霊能者は身の危険を感じもてる力全てで身を守った!
そして女は逃げるように立ち去った

「助かった・・・・悪霊の類いか? 凄まじい力だった・・・」
部屋で1人呟きながら、彼は安堵の表情を浮かべた

~~~~~~~~~~~~~~~~~~~~
ビルの外にあの女はいた・・・複数の男達に囲まれて

「どうでした?先生!」
「間違いなくいるわ、あの部屋に縛られた霊ね・・・
かなり強い念の霊よ!私を部屋の中に引き込もうとしたわ!
自分を霊能者かなにかと思い込んでる、死んだ事にまだ気が付いていないのね」

「取材のカメラ入れてもいいですか?」
「除霊の準備をするまで待って
それから部屋に入る時は私の後から付いて入ってきて」

「分かりました! カメラ・照明・マイク準備出来てるか~
「はいっ いつでもOKで~す」

女霊能者とテレビ局の取材スタッフが心霊スポットビルの取材を始める所だった

| | コメント (0) | トラックバック (0)

2006.01.27

[霊能者]-前編-

ビルの2階、一番奥の部屋
そこは とある霊能者の事務所だった
ある日の午後、事務所のドアをノックする音がした

「開いてます、どうぞ」霊能者は答えた
ドアが開き、1人の女が入ってきた

「相談ですか?」霊能者は聞いた
しかし女は何も言わず立ったまま・・・
中に招いたが部屋に上がろうとしない


「まあ緊張せず、とりあえず中で座りませんか?」
女はじっとしたまま・・・

「私は霊能者として日々色々な方の相談や悩みを聞きますが
貴方のように女性の相談もとても多いのですよ
私は相談者から受けた相談や話した内容については
守秘義務を守り一切口外することはありませんご安心ください」


女は黙って聞いていた

「確かに霊能者とは言え、今日貴方と私は初めてお会いしたの
ですから初めは話にくい事もあるでしょう
しかしいくら霊能者とは言え、1から10まで分かると言う訳では
ないんです話してくれなければ先に進みませんよ」


それでも女は口を開こうとはしなかった
そこで霊能者はとりあえず女を霊視してみた
すると女の周りに沢山の霊が視え隠れしていた
そして霊能者は確信に満ちながら言った


「あなた今まで霊を沢山見てしまっていたのですね!
 さぞ怖い思いをされてきたでしょう」


しかし女は何も答えない
そして霊能者は再度霊視をした
そして女が普通ではない事に気が付きはじめた


なんだ?確かに女の周りに霊は見えるが・・・・
皆怯えているようだ・・・・

この女・・・本当に人か?
普通では無い・・・・

私も怨霊は過去沢山視てきたが桁違いの何かを感じる

まずいぞ・・・・

                                                  続く・・・

| | コメント (0) | トラックバック (0)

トップページ | 2006年2月 »